「ごめんなさい」という免罪符

母から祖母との介護戦争(?)の報告を聞くと、いつも大変な時間を一緒に過ごせない申し訳なさを感じる。

昨晩も同じように「ごめんね」とLINEすると、「ごめんねは言わせたくないのよ」と返ってきた。

 

そういえば昨日、暇つぶしがてら見ていた映画でも、似た1コマがあった。

「なんでお前はごめんなさいと言えないんだ」

「ごめんなさいって言えば、どんなことも許されるみたいなのが嫌なのよ。ごめんなさいを言う代わりにできることを一生懸命考えたのに」

 

私も反抗期真っただ中の子供の頃、似たようなことを考えていたのを思い出した。

愛想たっぷりに「ごめんね」という人は許されて、自分のミスを黙って懸命にカバーする私は認めてもらえない、なんかずるいよねという心境だ。

 

当時より丸くなったというのか、ずるくなったというか。

「ごめんね」が言えるようになった私は、介護に仕事にいつも苦労する母に、何ができているのかな。

 

せめてこのブログやLINEで、あったこと、思ったことを共有してね。

と、手近な提案しかできない娘ですが、どうかご容赦を。母さん。